NSCA-CPT試験は簡単!?③~頻出箇所~

NSCA-CPT NSCA-CPT

今回はNSCA-CPT試験において絶対に出る部分=試験の合否をわける部分について内容に踏み込んで書いていきます!

クライアントの面談/評価

「冠状動脈疾患の危険因子」

この項目で特に重要なのは、「冠状動脈疾患の危険因子」です。冠状動脈疾患の危険因子には7つあります。

  1. 家族歴
  2. 喫煙
  3. 高血圧症
  4. 脂質異常症
  5. 糖尿病前症
  6. 肥満
  7. 身体活動の少ない生活習慣

上記7つを確実に暗記しましょう!さらに具体的に「高血圧症」の数値まで確実に覚えている必要があります。その理由としては以下のような問題が多く出るからです(問題は実際の問題に寄せて作ってみました)。

Q 40歳男性が初めて10km走レースの準備のためにパーソナルトレーナーを雇うことを決めた。彼は最近まで喫煙をしていたが、3か月前に禁煙を始めた。現在は運動は一切行っていない。

身長              70インチ(178cm)

体重              176ポンド(80kg)

体脂肪率            32%

血圧              収縮期血圧158mmHg 拡張期血圧88mmHg

HDLコレステロール       130mg/dl

上記の男性は冠状動脈疾患の危険因子はいくつあるか。

1 1つ

2 2つ

3 3つ

このように、冠状動脈疾患の危険因子を暗記しているだけでは足りず、具体的な数値まで暗記している必要があります。その他にも具体的な数値を暗記しているだけで応用問題にも対応できるので、ここは必須となります。

要注意なのがメタボリックシンドロームの条件に非常に似ている部分がある上、微妙に血圧の値も異なっています。これらをしっかりと分けて暗記しましょう!

体力テスト

次に、体力テストの順序です。これはほぼ確実にでます!一般的体力テストと競技パフォーマンスに対する体力テストの2種類ありますが、後者を暗記していれば前者はカバーできますので、競技パフォーマンスに対する体力テストの順序を暗記しましょう。

  1. 安静時テスト
  2. 非疲労性テスト
  3. アジリティテスト
  4. 最大パワー最大筋力テスト
  5. スプリントテスト
  6. 局所持久力テスト
  7. 無酸素性テスト
  8. 有酸素性テスト

上記の順序を必ず暗記しましょう!

BMI

ここは超基礎なので、当然暗記されていかれるとおもいますが、BMIの計算は当然のように試験に出ますし、計算した結果の数値が「体重過多」なのか「肥満」なのかの区別もよくでます。要確認です!

パーセンタイル

パーセンタイルは冠状動脈疾患の危険因子に次ぐ非常に重要な箇所になります。「NSCAパーソナルトレーナーのための基礎知識」第2版p251~263に載っている表がパーセンタイルになります。要は、20代男性ならベンチプレス○○kgが普通、40代なら体脂肪率○○%では高すぎる等が表になっています。これをすべて覚えるのは不可能かと思いますので、40代の平均値を覚えていくのが無難でしょう。というのもNSCA-CPTは40代以上のトレーニングを念頭に置いていると思われるからです。

プログラムデザイン

エクササイズの順序

内容的には難しくはないのですが、以下の3つをしっかりと理解し、選択肢として出されて時に100%間違えずに解答できるくらいまで精度を上げましょう!

  1. パワーエクササイズ→コアエクササイズ→補助エクササイズ
  2. 「押す」エクササイズ→「引く」エクササイズ
  3. 上半身エクササイズ→下半身エクササイズ

ここで重要なのは、上記3つは暗記していることは前提で、選択肢に出されたトレーニング名がしっかりと頭の中で動きをイメージできるかになります。もしできないようであれば、トレーニング種目の勉強を行っておくことです!

妊婦に対するトレーニング

妊婦のエクササイズについてよくでるのが、妊娠中後期以降は仰臥位のトレーニングは避けること、といった内容のものです。もちろんそこもカバーしつつ、妊婦へのトレーニングの禁忌とエクササイズ中の禁忌をしっかりと分けて理解し暗記していることです。混同しがちなので要注意です。

エクササイズテクニック

PNFストレッチ

PNFストレッチに関する問題は1問は出ると考えて間違いないでしょう。以下の3つを理解し暗記しておくことが重要です。

  1. ホールド-リラックス法
  2. コントラクト-リラックス法
  3. ホールド-リラックス法(アゴニストコントラクションを伴う)

上記の具体的な内容はセミナー講義に出てきます!

プライオメトリックス

超超超重要箇所になります!!

プライオメトリックスは本当に様々なものがあり、普段トレーナーとしてお客さんに提供している方でなければ知らなかったトレーニングが多いかと思います。馴染みがない分しっかりと勉強しましょう。また理由はわかりませんが、1問のみならず、数問は出題されていたと思います。確実に点を取りましょう!

これは、NSCAジャパン会員の会員限定コンテンツの動画の中に具体的な動きがあるので、要チェックです!

スプリントトレーニング

ここで重要なのは①ストライド長(足幅)②ストライド頻度(歩数の速さ)です。それぞれに対応するトレーニングがありますので、しっかり暗記しましょう!

例えば、①の改善には登り坂スプリント、②の改善には下り坂スプリントです。

安全性、緊急時対応、法的問題

機器の配置

確実に抑えたいのが、機器間の距離になります。ジムを作る際に機器と機器の間には91cm以上のスペースの確保が必要で、ホームジムの場合46cmとなります(レジスタンストレーニングマシンの場合、最低61cm)。また、鏡に関する問題も要チェックです!

法的責任

不法行為法に関する問題がメインとなります。ジムの管轄エリア内でクライアントが損害(イメージしているのは身体的損害ex;人身傷害、死亡等)を負った場合、当然ジムに責任追及することが考えられますが、その際にクライアント側の意見が認められる為の条件(要件)が重要です。

  1. 義務
  2. 義務違反
  3. 義務違反と損害との因果関係
  4. 損害

不法行為については法律を学んだことがないとイメージがしにくいかと思いますので、軽く触れておきます。例えば、以前襲い掛かった台風で落下しそうになっていたジムの看板がついに落下し、クライアントがジムから退館しようとした際にクライアントに看板が衝突し怪我をさせてしまったケースを例にとってみます。

ジム側には自己のジムの看板を落下しないように管理する義務があるといえます(1)。それをジム側は放置しており、義務違反があったといえます(2)。さらに、クライアントは看板の落下により傷害をおっています(4)。そして、ジム側が看板の適切な管理をしなかったことにより、クライアントの損害が発生しており、因果関係(原因と結果の間の因果関係)があるといえます(3)。

以上から、ジム側はクライアントに対して責任を負うことになります。

まとめ

以上になります。実際に出題された部分に焦点を当てて丁寧に解説してみました。もし、わからない点がありましたら、管理人にご連絡くださいませ!わかる範囲でご回答致します!

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